以前に報告したように「新型コロナウィルス感染拡大」で外国人技能実習生が来日できなく、農業分野が人手不足に見舞われています。
一方、業績不振の製造業では、仕事量が減り、技能実習生が解雇される事例もでています。
出入国在留管理庁では、解雇された技能実習生を異業種で受入れる特例措置を実施しています。
しかし、群馬県の農業団体の事業協同組合がこの制度を利用しようとしましたが「書類作成などで時間がかかり、許可まで2ヶ月必要だとわかって諦めた」との報道もあります。(日本経済新聞:2020年7月24日の記事)
解雇された外国人は、異業種に再就労しようと決意しても手続きの2ヶ月間は収入がなく、新型コロナの影響で母国にも帰れない状況が続きます。
外国で、特に手続きが複雑な日本で生活することは大変です。
このような状況の中で、法務省(出入国在留管理庁)は、「外国人在留支援センター(FRESC/フレスク)を開設しました。
このセンターは、外国人の就労支援や法律相談を担当する8機関が集まったものです。
外国人在留支援センターとは
日本で暮らし、活躍する外国人の在留を支援する政府の窓口が、新宿区のJR四ッ谷駅前にある「コモレ四谷(CO・MO・RE・YOTSUYA)」ビルに集まって、外国人からの相談対応、外国人を雇用したい企業の支援、外国人支援に取り組む地方公共団体の支援などの取組みを行います。
1 名称
日本語名:外国人在留支援センター
英語名 :Foreign Residents Center(FRESC/フレスク)
2 開所日
2020年7月6日(月)
3 所在地
〒160-0004
新宿区四谷一丁目6番1号 四谷タワー13階
4 電話番号
0570-011000(ナビダイヤル)
※一部のIP電話及び海外からは、03-5363-3013
センター内の行政機関と主な業務
出入国在留管理庁在留支援課・開示請求窓口
・地方公共団体が設置する外国人向けの相談窓口の支援
・地方公共団体職員等に対する研修
・開示請求窓口 *次の開示請求の受付け
・出入国在留管理庁(本庁)が保有する行政文書
・出入(帰)国記録
・外国人登録原票
東京出入国在留管理局
・外国人や外国人を雇用したい企業へ、予約制による個別相談
・地方公共団体に対し相談や助言
東京法務局人権擁護部
・外国人及び障害のある人に対し、様々な人権問題に関する相談
・人権啓発活動
日本司法支援センター(法テラス)
・法的トラブル解決のための「総合案内所」
・無料法律相談、弁護士費用の立替え
東京労働局外国人特別相談・支援室
・外国人を雇用する企業の労働に対する相談対応
・外国人労働者に対して、労働条件に関する相談対応
東京外国人雇用サービスセンター
・高度外国人材の就職支援、情報提供
・職業相談・紹介、就職面談会の開催、インターンシップの実施
外務省ビザ・インフォメーション
・日本への入国査証(ビザ)申請の手続き相談
「家族が日本観光を希望、どうすればビザが取れますか?」など
日本貿易振興機構(ジェトロ)
・高度外国人活用の促進のために、セミナー開催、情報提供
「高度外国人材活躍推進プラットフォーム」設置
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