日本語の学習:支援アプリ配信~立命館アジア太平洋大学~

外国人関連の新聞記事

外国人を雇用している企業の最大課題は、外国人材と日本人従業員のコミュニケーションです。

一例ですが、製造会社の品質調査の中で、外国人の技能実習生が担当している工程で不良率が高いことがわかりました(連携している(株)事業パートナーのコンサルタント報告)。工程の責任者と技能実習生の両方からのヒアリングでは、双方のコミュニケーション不足が明確になり、両方の認識不足を解消したら不良が減りました。工程の責任者は十分に教えたつもり、一方の技能実習生は間違って理解していたことが原因です。技能実習生の能力不足ではなく、伝達の内容・方法に問題がありました。

 

外国人の方に日本語を覚えてもらう試みはいろいろなところで行われています。

阪神淡路大震災の際に、外国人の方に十分に情報が伝わらなかったことの反省から「やさしい日本語」が検討され具体化されました。これを使用して各自治体の外国人向けのハンドブックが作成されています。

北九州では、「北九州市外国人のための防災ハンドブック~災害に備えて知っておくべきこと~」を「やさしい日本語・英語・中国語・韓国語版」「やさしい日本語・ベトナム語版」の2種類を作成し配付しています。

また、『外国人技能実習機構』は、技能実習生向けに、日本語教育教育教材として「機械・金属関係職種」「食品製造関係職種」の2種類を作成しています。

 

 

日本語学習支援アプリの配信:立命館アジア太平洋大学(APU)

*2020年9月2日:日本経済新聞   *2020年7月31日:ニュースリリース

APUは、7月29日APUの言語教育センターの日本語科教員が監修した日本語学習サポートアプリ「TOBIRA」”サバイバル編”の配信を開始しました。

このアプリは、APUオリジナル日本語学習テキスト「日本語5つのとびら(サバイバル編)」をベースにコンテンツをアプリ化したものです。

入学前の外国人留学生にこのアプリで日本語に親しみを持ってもらい、日本到着後スムーズに日本の生活や日本語学習を始められるようにすることが狙いです。

2020年9月入学の外国人留学生(国際学生)約450名(予定)から、入学前学習としてこのアプリの利用を開始します。同大学の学生以外も自由に無料で利用できます。

「日本語の勉強用」という堅苦しさを抑え、「気軽にゲーム感覚で利用できるようにした」とのことです。

配信後20日間のダウンロード数はアイフォーン向けが「1,700件以上」、アンドロイド向けが「370件以上」と、合計で2,000件を超えています。

 

 

現在、「新型コロナウィルスの感染拡大」の影響で、外国人の技能実習生、特定技能人材、技術者などの高度人材、留学生の受入は止まっている状況ですが、日本社会の労働者不足を補うためには、外国人材の活用を進めなければならない状況です。

その中で、外国人と日本人がお互いに理解し合えるためには、言葉、日本語の学習は重要になります。今後、ここで紹介したアプリのように、便利なツールが多く実用化されることを期待します。

 

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