2020年11月1日、(株)ビザアシストは3年目に入りました。
節目に当たり、この1年の振り返りと今後の1年の取組みについて紹介します。
この1年の振り返り
1 「新型コロナ」の影響
弊社は、「外国人材と中小企業とのマッチング」及び「出入国在留管理局(入管)への各種申請の支援」を主な業務にしていますので、「新型コロナウィルス感染拡大」によって、海外からの人の流れが止まったことにより大きな影響を受けました。
また、「新型コロナ」の影響が出るまでは、未曾有の「人手不足」のため、「外食業」「宿泊業」「介護業」などの企業や施設と「外国人材の採用」について検討を進めてきましたが、これらの案件も一部を除いて消失しました。
このため、売上・利益ともに、期の初めに設定した計画値に対して大きく落ち込みました。
最近、入出国に関して動きがあり、弊社への問合せも特定技能を中心に増えつつありますので、「外国人材の活用」に関する支援業務は増えていくと予測しています。
2 技能実習・特定技能の広がり
(1)アシスト国際事業協同組合の設立
(株)AEM(代表取締役:田代和男・技能実習のコンサル会社)と共同で、2020年6月に「アシスト国際事業協同組合」を設立しました(代表:田代和男)。
弊社の取締役が、理事、監事として参画しています。
本組合は、両社((株)AEMと(株)ビザアシスト)の外国人材活用に関する知識・経験・ノウハウをベースに、
・監理団体設立アシスト事業
・入国後講習事業
・外部監査事業
・研修会の開催
などを行います。
また、「外国人技能実習機構」に、技能実習生の受入機関「監理団体」を申請中であり、認可後に「技能実習生」の受入・管理の業務を開始します。
★ 技能実習制度のご利用を検討中の企業の方、お問い合わせ下さい。
(2)「事業協同組合の設立」及び「監理団体の認可」の支援
2019年4月に「特定技能」の制度が施行され、これに伴い「技能実習制度」を自ら手掛ける企業が増え、弊社に「事業協同組合の設立」及び「監理団体の認可」の支援依頼が多くなりました。
その理由は「特定技能制度」が「技能実習制度」の上に成り立っているからです。特定技能人材の多くは「技能実習の修了者」になっています。
企業では、なるべく長く働いてもらいたいため、「技能実習3年(5年)」+「特定技能5年」、計8~10年、働いてもらうことが可能になります。
★ 事業協同組合の設立を検討されている方、お問い合わせ下さい。
3 人材紹介業への参入
2020年2月に「有料職業紹介」の認可を受け、「人材紹介業」を開始しました。当初は「外国人材と中小企業とのマッチング」を目的に行っていましたが、「新型コロナ」の影響で「外国人材」の呼び寄せができなくなり、主に「在日フィリピン人材」を介護施設に紹介することを中心に行いました。
3年目の重点取組み
弊社の事業内容と、関連組織を示します。
(株)ビザアシストの取組み
1 入管申請・許認可申請
● 企業の外国人材の採用・手続きの支援
外国人材の採用は日本人と異なるところが多くあります。採用をしたけれど、入管の審査が通らなかったというケースもあります。弊社では、外国人材用検討の早い段階から相談させて頂いて適切な手続きを支援していきます。
● 増える「国際結婚」「永住申請」への対応
在留外国人の増加に伴い、日本人とご結婚される外国人が増えています。「日本人の配偶者等」の在留資格の取得支援だけでなく、安心して幸せに暮らせるように「永住権取得」に向けた相談・アドバイスを行って行きます。
● 外国人材に関係する各種の許認可取得の支援
・事業協同組合の設立・技能実習の監理団体の認可申請
・登録支援機関の認定申請
・外国人の会社設立、必要な許認可申請(建設業許可・古物商許可など)
2 特定技能・登録支援機関
● 特定技能の在留資格の申請支援
「特定技能」は2019年4月に運用を開始したばかりで、在留資格の申請手続きは複雑です。弊社が「登録支援機関」にならない企業の場合も、入管への申請手続きについて支援します。
「技能実習からの移行」「留学生など試験で資格取得」の手続きを行います。
● 登録支援機関としての支援
「特定技能」の制度で外国人材を雇う場合は、必ず「登録支援機関」の支援を受ける必要があります。弊社は2019年5月に登録支援機関として活動を行っています。
3 外国人材紹介 *有料職業紹介事業
弊社の独自ルートや国内外の幅広い提携先のルートを通じて、各企業に必要な外国人材を紹介します。
・ 特定技能人材の紹介(技能実習修了者、留学生)
・ 高度人材の紹介(技術者、営業・企画、通訳・翻訳)
・ 身分系外国人材の紹介(在日フィリピン人材など)
アシスト国際事業協同組合との連携
1 アシスト国際事業協同組合の組合企業の支援
● 技能実習から特定技能への移行の支援
技能実習を修了し、引き続き特定技能での就労を希望する企業、外国人の方を支援します。職種によっては技能実習から特定技能に移行できない場合もあります。その際は、他の企業、職種への変更の支援も行います。
● 高度人材の紹介
組合企業の中で、技術者や通訳・翻訳などの高度人材が必要な場合は紹介を行います。
2 組合企業の募集
これから技能実習制度を利用する企業または現状加入している「監理団体」の対応に不満を持っている企業の「アシスト国際事業協同組合」への加入を勧めます。この場合、協同組合と協力しながら各種の支援を行っていきます。
(株)事業パートナー九州との連携
「経営コンサルタント会社」の(株)事業パートナー九州と連携して、(株)ビザアシストやアシスト国際事業協同組合に関係する企業に次のサービス(有料)を行います。
1 経営改善・事業再生
・対象企業の現状を分析し、最適な経営改善を提案します
・最適な販売促進の支援:web販促+ちらしなどの組合わせ
・状況によっては、債務圧縮(借金を減らす)などの対策も行います
2 事業承継・M&A
・後継者が決まっている場合、スムーズに承継できるように後継者教育も含めて支援します
・後継者不在の場合、M&Aのマッチングサイト「バトンズ」も活用し、譲渡先を探し移行の支援をします
業務拡大のために、企業買収を行う場合も探索と実現の支援を行います
3 資金調達・補助金申請
・金融機関からの借入に関して支援します
・「ものづくり補助金」「持続化補助金」「IT導入補助金」などの申請を支援します
前期は「新型コロナ」の影響で、弊社の「外国人材」に関する業務の幾つかは停滞しましたが、弊社が影響力を持てる「事業協同組合」の設立など体制固めができました。
今期は、これまで2年間で構築した各種の(人的)ネットワークも活用して、飛躍の年にできるように取組みますので、引き続きご支援をよろしくお願いします。
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