2020年の留学生:国内就職の状況

留学生

2021年11月に2020年(令和2年)の留学生の就職状況について、出入国在留管理庁から公表されていますので紹介します。

 

留学生から就職目的の申請数と許可数の推移

34,183人の申請に対して、29,689人が許可されています(許可率:86.9%)。

許可人数は、前年の30,947人よりも、1,258人減少しています。2010年(平成22年)から右肩上がりで増えていましたが、コロナ禍により経済の先行きが不透明になったことにより、企業の採用活動が停滞し、外国人の採用も減ったと思われます。

 

国・地域別の許可数

前年との比較では、スリランカが台湾を抜き、5番目に多くなっています。

 

 

許可後の在留資格

「技術・人文知識・国際業務」が「26,268人」で全体の「88.5%」を占めています。

今回の集計には、留学から特定技能への変更は人数が少ないので含めていませんが、今後、「留学から特定技能」への変更は増えていくことが予測されます。

就職先での職務内容

翻訳・通訳が「10,220人(20.6%)」次いで、海外取引業務「4,038人(8.1%)」と文系の業務が上位を占めています。

技術系では、「情報処理・通信技術」「技術開発」に多く就職しています。

 

最終学歴

大学を卒業した者が「11,392人(38.4%)」と最も多く、次いで専修学校(専門学校)を卒業した者が「10,394人(35.0%)」の順となっています。専修学校卒業者の割合は前年よりも増えています。

また、大学院において修士号または博士号を授与された者が「6,265人(21.1%)」と、大学を卒業した者と合わせると全体の「59.5%」を占めています。

 

採用した会社の規模別の推移

従業員数50人未満の企業等に就職した者が「11,435人(38.5%)」と最も多く、これを含め100人未満の企業等に就職した者が「14,624人」と全体の「49.2%」を占めています。

小規模の会社ほど人手不足が深刻で外国人材に頼る現状が示されています、

 

就職先企業等の所在地

東京都に所在する企業等に就職した者が「12,237人(41.2%)」と最も多く、次いで大阪府「3,091人(10.4%)」、神奈川県「1,821人(6.1%)」の順です。

福岡県は「993人(3.3%)」で7番目です。

 

 

 

 

今回の集計は、「新型コロナウィルスの感染拡大」の影響を受け始めた時です。その後、コロナ禍の影響が続いていますので、平成3年は、更に留学生の日本での就職が減ることが予測されます。

 

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