先週、駐福岡韓国総領事館、北九州市、韓国貿易センター(KOTRA)が主催する
「2017韓国人材活用セミナーin北九州」に参加してきました。
韓国はかってない就職氷河期に直面
韓国メディアによれば、今年から2019年までの3年間の大学卒業者は過去最多、
一方企業側は内外の不透明感から大卒者の採用規模を縮小していることが大きな要因となっています。
日本の外国人労働者は増加
逆に日本では、労働者の外国人割合は増加しています。
2016年10月末現在での厚労省が発表した外国人労働者に関する統計です。
これによると、
1.外国人労働者数は108万人超で、前年同期と比較すると19.4%の増加と過去最高
2.外国人労働者を雇用する事業所数は17万社超で、前年同期と比較すると13.5%の増加とこれも過去最高
3.国籍別では、中国人が最も多く約34万人(外国人労働者全体の32%)
次いでベトナム人約17万(15.9%)、フィリピン人約13万人(同12%)の順
対前年伸び率は、ベトナム(56.4%)、ネパール(35.1%)が高い
4.在留資格別では、「専門的・技術的分野」の労働者が約20万人で、前年同期比20%の増加
また、永住者や永住者を配偶者に持つ人など「身分に基づく在留資格」は41万人で、前年同期比13%の増加
増加した要因としては、
現在、政府が進めている高度外国人材や留学生の受入が進んできていることに加え、
雇用情勢の改善が着実に進んでいることが考えられます。
そこで外国人材の活用を
需要があって供給が生れる、そんな単純な話ではないと思いますが、
外国人の人材を上手く活用し、Win-Winの関係を築いていこうという話は当然の帰結のようです。
パネルディスカッションでは、既に外国人を雇用している企業の方が、パネリストとして参加していました。
これらの企業経営者に共通しているのは、外国人と日本人を国籍で区別していないということです。
企業が必要な人がたまたま外国人であったというだけの事です。
あくまでも一人の人間として対応することがとても大切な事です。
前職では中国の関連会社をよく訪問しましたが、文化の違いこそあれ、
やはり大切なパートナーの一員であることには変わりありません。
不真面目や不誠実な方ももちろんいましたが、逆に日本人以上によく働く人も数多くいました。
写真は10年くらい前の北京の繁華街です。
ここには7階建てくらいの大きな書店があります。
1階で売っているのは雑誌やコミック本でありません。
すべてビジネス本です。
そこに多くの若者がビジネスや経営を学ぼうと群がっていました。
とても熱心な彼らを見ながら、「これでは、勝てんな、、」とそう思ったものです。
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